2011年6月撮影

 space×drama2010優秀劇団:baghdad cafe'と
 space×drama2011優秀劇団:コトリ会議の合同公演
 「メェメと鳴くのは動物だからそうさ」の、オフショットです。



 この合同公演に関しては、
 チラシに載せる推薦文の依頼があって、こんな文を書きました。
 
 「バグも、コトリも、面白い。
  …だからと言って、
  一緒に作った作品が面白いとは限らないぢゃないか!
  と叫びつつ、
  やっぱり彼らのことが気になって仕方がないので、
  文を書いたり劇場に駆けつけたりしてしまうのである!」

 で、突然ですが、演出とは結局のところ、
 自分の好みを全面展開していくことなのだとすれば、
 もともと定番の意匠で上演されてきた戯曲を、
 独自の解釈で上演するのならともかく、
 出来上がったばかりの未上演の台本を、
 作者がキャストに含まれている状態で上演するというのは
 なんというか、なかなか大変なのではないかと
 正直思っていたのではありますが・・・。

 コトリ会議の山本君は、
 無意識の入り込んだ戯曲が書ける希少な人で、
 そこには解釈する余地と言うか余白の世界が広がっていて
 コトバグリの稽古場では、誰もが考え、意見を出し合い、
 時にはそれに反応して作家が台本を書き変えたりしたらしく、
 そういう稽古の進め方が可能な空気を作りだしたのが、
 まずは演出家の功績と言っていいのではないかと思います。

 まあ、
 あまり褒めるのも照れくさいのでこれくらいにしておきますが、
 結構沢山芝居を見ている私にとって、
 2011年上半期に上演された作品の中で、
 最も重要な作品の一つであったことは間違いありません。

 推薦文とオフショットだけですが、
 少しでも公演に関われて、良かったです。

 写真は、今回はあまり何も考えずに撮っています。
 そして、ブレている写真も構わず選んでアップしています。
 ピントが合ってる写真ばかりじゃない、という感じも
 なんとなく今回はそれでいいんじゃないかという気がしています。

 それでは、ごゆっくりと、ご覧ください。


                                      大沢 秋生


 ■ コトバグリ

   
「メェメと鳴くのは
   動物だからそうさ」


    公演オフショット

    2011.7.5 公開



  ⇒ コトバグリ


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